メキシコってどんなとこ？‐食べ物編‐
メキシコと言えばタコスのイメージを持つ人が多いですが、実はタコス以外にも知られざる美味しい料理がたくさんあります。
実はメキシコ料理はユネスコ無形文化遺産に登録されているんです。
2013年に世界遺産に登録された日本食よりも一足早く、2010年にフランスと並んで世界で最初の無形文化遺産として登録。
「メキシコはトウモロコシから生まれた」と言われるようにトウモロコシをはじめとするメキシコ起源の食材、伝統的な調理方法、先住民とスペイン食文化の融合などの点から選べれている。
そんな世界遺産のメキシコ料理の中で特におすすめのメキシコ料理５選を紹介します。
①タコス（Tacos)
メキシコの国民食と言えばタコス。
トルティージャに肉を挟んで、そこに玉ねぎ、パクチー、サルサ、そして最後にレモンを絞って食べるのが本場メキシコ流。１つ８ペソ～15ペソ（50円～90円くらい）で食べられます。おすすめはレストランのタコスよりも、屋台のタコス。洒落たレストランで食べるタコスよりも、庶民的な店で食べるタコスの方が美味しいことが多い。屋台でも当たりはずれはあるので、賑わっているタコス屋に行くのポイント。
ちなみに日本で食べるタコスと言えば、トルティージャにひき肉、チーズ、レタス、トマトが入っていますが、メキシコのタコスには一切入っていません。
②ポソレ（Pozole)
アステカ時代からの伝統スープ。
ポソレとは「ひき割りとうもろこし」というコーンスープ。名前はコーンスープですが日本のコーンスープとは違い、豚骨ベースのスープに大きな粒のとうもろこしと鶏肉や豚肉が入ったスープ。トッピングで刻んだレタス、玉ねぎ、赤カブを載せて食べる。ポソレのお供にはトスターダ（揚げトルティージャ）が欠かせない。またレモンやサルサをかけることで味にアクセントが付く。
ポソレは主に独立記念日やお祝いごとの際に食べられる。
またポソレには赤・白・緑の3種類がある。白のポソレ（Pozole blanco）に赤や緑のチリ（辛くない）を加えることで赤ポソレ（Pozole rojo）や緑ポソレ（Pozole verde)になる。
日本人の口に合うこと間違いなしのスープです。
③チレ レジェ―ノ（Chile Relleno)
ピーマンの肉詰めならぬ唐辛子の肉詰め。
チレ・ポブラーノという大きな唐辛子の中にひき肉や野菜を詰めて、メレンゲをつけて揚げ、最後にトマトソースをかけて食べる。唐辛子の種類によって辛さが違ってくる。
トマトソースと中のチーズがチリの辛さを緩和してくれていて、ご飯が進む一品料理。
唐辛子の種を抜いたり、肉詰めしたりと結構手の込んだ料理なので、その分食べる価値あり。
④エローテ（Elote）
メキシコのB級グルメ。
日本でいうところの焼きトウモロコシ。日本のトウモロコシは粒が黄色くて、甘いが、メキシコのは粒が白くて、あまり味がない。そこでメキシコでは焼いたまたは茹でたトウモロコシにマヨネーズ、チーズ、チレ、ライムをかけて食べる。
屋台で売っていたり、日本の焼き芋のように「エローテ、エローテ」と言って移動販売している時もあったり。
串に刺して食べたり、カップに入れて食べる両方がある。
一度食べるとやみつきになる味。小腹が空いたらエローテを。
⑤モレ(Mole）
メキシコのカレー。
これぞメキシコ料理の伝統料理。骨付きの鶏肉などをチョコレートソースで煮込んだ料理。チョコレートだけでなく、数種類のチレやスパイス、ナッツ、ガーリックなど様々な材料を混ぜて作られている。
味は最初は甘くて、後からピリッと辛くなってくる不思議な味。日本食にはない味なので本当の味は食べた人しか分からない。一度この味を知るとまた食べたくなる摩訶不思議な料理。
これ以外にもメキシコにはもっとたくさんの伝統料理があります。
是非メキシコに足を運んで本場の味を堪能してみて下さい。
それではまた！¡Hasta luego!
